高度経済成長期いわゆるバブル期の時は地価が高騰していたのは皆さんもご存じだと思います。そこからバブル崩壊しデフレ期になり、地価も下落していきました。ですが、ここ近年では連続して毎年少しづつ地価が上昇しています。すべての都道府県が上昇しているわけではなく、主に首都圏を中心に上昇傾向にあります。そもそも、地価が上昇したり、下落したりする理由って何か気になりますよね。地価が上昇するのは色々な要因が重なり上昇します。ここではそもそも地価とは何か?地価が上昇したり下落するというのはどうゆう意味なのかをまとめてみました。投資用不動産オーナーになる方にも関わってくる話になりますのでしっかりと理解しておきましょう。
地価が上昇したり下落したりする理由ってなに?
そもそも地価とは、簡単に言えば1㎡の土地の価格のことを言います。ネットでは地価公示法に基づいて、国土交通省土地鑑定委員会が、適正な地価の形成に寄与するために、毎年1月1日時点における標準地の正常な価格を3月に公示(平成29年地価公示では、26,000地点で実施)するもので、社会・経済活動についての制度インフラとなっています。
主な役割
・一般の土地の取引に対して指標を与えること
・不動産鑑定の規準となること
・公共事業用地の取得価格算定の規準となること
・土地の相続評価および固定資産税評価についての基準となること
・国土利用計画法による土地の価格審査の規準となること 等
など地価を決める基準が記載されていました。ネット等で調べると前年比と比べて上昇した・下落した等表示されることが多いです。都道府県・地域・沿線などいろいろな視点から調べることも可能です。主に、大都市の商業施設や会社やマンションが多く建ったりしている所は地価が高く、農地、山林、原野などは地価が安くなっています。簡単に言うと人が集まりやすいところは地価が高く、人が少ないところは地価が安いということです。「東京は地価が高いから物が高い」と思う方がほとんどだと思います。ですが、少し意味は違うのです。本来は「高い値段設定をしても需要がある」という事が本来の意味です。近年では大都市を中心に地価が上昇しています。
地価上昇率ランキング
大都市の地価が高いことは何となく予想できますよね。ですが大都市の中でも一体どの地域が地価が前年比と比べ上昇しているのかをまとめてみました。
1位 東京都・・・渋谷区+13.39%・中央区+13.32%・目黒区+7.78%
東京都全体では+8.28%上昇しています。最も地価が高いのは中央区ですが前年比でみると渋谷区が一番上昇しているという結果でした。2位 大阪府・・・中央区+19.95%・福島区+15.13%・大阪市北区+13.57%
大阪府全体では+6.04%上昇しています。最も地価が高いところ、前年比どちらも中央区が一番上昇しているという結果でした。3位 神奈川県・・・西区+9.77%・中区+6.78%・中原区+4.15%
神奈川県全体では+1.20%上昇しています。最も地価が高いところ、前年比どちらも西区が一番上昇しているという結果でした。4位京都府 5位愛知県 6位埼玉県 7位兵庫県 8位福岡県 という結果になっています。中でも1位の東京よりも大阪の上昇率が%で見ると上がってきているのが分かりますね。
宿泊施設も地価上昇エリアはいっぱい
地価上昇エリアは先ほどにも記載したように人が多い所が主に高いです。近年では地価上昇エリアのホテル等の宿泊施設の予約が取れにくい状況になっています。地価上昇%が大きい大阪が東京よりもホテル需要が大きくなってます。新聞でも取り上げられていましたが、東京のホテル等の宿泊施設は8割稼働しているとの事でした。ですがそれより大阪のホテル等の宿泊施設は9割稼働しているとの結果が出ています。また、宿泊施設だけでなく都市部のマンションなどの空室率も5%以下という状況になっています。つまり、地価があがり賃料があがったとしても需要がまだまだあるということです。賃料が上がり過ぎるのはよくないことですが多少あがるくらいならまだまだ問題なさそうですね。
まとめ
地価が上昇したり、賃料があがるのは需要があるからこそだという事が分かりますよね。投資用不動産の物件価格が上がり過ぎると収支が合わずあまりお勧めしませんが、今のところまだまだメリットがあると思います。最近では東京湾岸エリアなども人気があります。大阪ではミナミ・キタエリア。神奈川では武蔵小杉・横浜などやはりよく聞くエリアですよね。その首都圏で投資用不動産オーナーになるのがやはりオススメですね。人がいなくなるというリスクはなかなか考えられません。今は海外の方も多く来ますしね。どうせ買うなら今だと思います。