投資用不動産だけでなくすべての建物にはそれぞれ色々な構造で造られています。木造や鉄骨造など材質がそれぞれ違いますよね。一般的にどんな建物にはどの構造が適しているかなど分からないですよね。それぞれの構造ごとにどういったところに強みがあるのか、耐久性はどの種類の構造が一番あるのかなど、投資用不動産オーナーになるには気にしていた方がいいと思います。よく、自分が住んでいる隣の部屋からの音漏れがあるなどトラブルもよく耳にしますものね。いくら物件の見ためがよくても中身（構造など）がしっかりしていないとトラブルにもなります。また長い目で見ると修繕費用が掛かったり等、最初は安く購入したものの後々お金がかかっていくなどの可能性も出てきます。投資用不動産オーナーになる前に構造部分はしっかり勉強しておいた方が良いと思いまとめてみました。
不動産の建物構造の種類ってどのくらいあるのか
建物の構造の種類は皆さんが聞き慣れているものから「なにそれ？初めて聞いた！」など様々な種類があります。主に建物構造の種類は、、、
1.木造（W）:一戸建て、アパートなど
2.鉄筋鉄骨コンクリート造（SRC）:高層マンション、高層ビル、大規模店舗など
3.鉄筋コンクリート造（RC）:マンションなど
4.軽量鉄骨造（S）:一般住宅、小規模店舗など
5.重量鉄骨造（S):ビル、マンションなど
と大きく分けて5種類になります。自分が不動産を購入する時もそうですが、住宅用として住む時もパンフレットやネットで物件を調べますよね。そこには必ずこの構造は記載されています。あまり構造をきちんと調べて住む方は多くないと思いますが、住んでから・購入してから後悔や失敗をしない為にも重要なポイントになるのです。建物の種類ごとにそれぞれ工法が変わってきます。自分が住んでいる・購入しようと思っている建物の構造は何か調べてみるのもいいかもしれませんね。
構造別にメリット・デメリットを見てみよう！
それぞれの構造ごとにメリットデメリットを項目ごとにまとめてみました。
耐震性がある
鉄筋鉄骨コンクリート造＞鉄筋コンクリート造＞重量鉄骨造＞軽量鉄骨造＞木造
耐久性がある
鉄筋鉄骨コンクリート造＞鉄筋コンクリート造＞重量鉄骨造＞軽量鉄骨造＞木造
耐火性がある
鉄筋鉄骨コンクリート造＞鉄筋コンクリート造＞重量鉄骨造＞軽量鉄骨造＞木造
遮音性がある
鉄筋鉄骨コンクリート造＞鉄筋コンクリート造＞重量鉄骨造＞軽量鉄骨造＞木造
建築コストが安い
木造＞軽量鉄骨造＞重量鉄骨造＞鉄筋コンクリート造＞鉄筋鉄骨コンクリート造
通気性がある
木造＞軽量鉄骨造＞重量鉄骨造＞鉄筋コンクリート造＞鉄筋鉄骨コンクリート造
構造別に見ると高層マンションやなどの大型な建物になればなるほど頑丈な構造になるのが分かりますよね。だからといって木造はダメだというわけでもありません。木造はどれだけ手入れをしているかにもよって長年使用可能かどうか決まってきます。主に投資用不動産では木造以外の建物を取り扱うことが多くなると思います。
構造別の耐用年数はどのくらいなの？
耐用年数とは減価償却資産（不動産）が利用に耐える年数をいいます。減価償却費の算定基準として、財務省令で定められた法定耐用年数があります。法定耐用年数は建物の寿命ではなく算定基準として出されている年数になります。
木造・・22年
軽量鉄骨造（鋼材の厚みが6㎜未満）・・27年
重量鉄骨造（鋼材の厚みが6㎜以上）・・34年
鉄筋コンクリート造・・47年
鉄筋鉄骨コンクリート造・・47年
この年数と建物の築年数によって金融機関へのローンの返済期間が決まってきます。築年数が新しいほど長く返済期間を設定することが可能になります。返済年数が短くなるとキャッシュフローが悪化しやすいですので、新築でRCもしくはSRC造の物件を選ぶのがおススメです。
まとめ
投資用不動産オーナーになるためには物件の立地や外観等も不動産を選ぶ際には大切ですよね。それと同じくらい大切なものが建物の構造部分になります。各構造によって特化している部分などきちんと把握しておく必要があります。また、金融機関でローンを組む場合にも構造別に決められた年数によってローンの返済期間が決まったりもします。この構造は投資用不動産だけでなく自分自身が引越しをする際などにも役立つポイントにもなります。家賃が安かったから住んでみたものの後から横からの音漏れ等のトラブルになったりする場合も多々あります。しっかりと一度ネットなどで調べてみてから物件をきめるのがおススメです。どの構造もそれぞれ特徴はありますが、投資用不動産オーナーが多いのは新築でRC系の不動産オーナーになる方が多いです。
