デベロッパーとは開発事業者のことを言います。投資用不動産で言うと物件の販売元という事になります。マンションが建った後に「管理」の部分が必要になりますよね?この投資用不動産マンションのデベロッパーと管理会社の関係性についてお話したいと思います。簡単に言うとデベロッパー側が管理会社を系列に持っている場合と持っていない場合の2パターンあります。投資用不動産を購入する際にはデベロッパーから購入した方がいいというお話は以前しました。ですが管理会社はどうやって決めたら良いのか?また、どのようにして決まるのか?と気になるところですよね。そこで、デベロッパーと管理会社の関係性について詳しく見ていきましょう!
管理会社の「系列」と「提携」の違いとは?
大きな不動産会社のデベロッパーであれば管理会社も系列になっている場合がほとんどです。ですが、系列している管理会社がないデベロッパーは提携した独立系管理会社が用意されます。
デベロッパーが管理会社を系列に持っている場合
デベロッパーが管理会社を系列に持っている場合はこのようにデベロッパーA社に対しての専属の管理会社となります。
デベロッパーが管理会社を系列に持っていない場合
デベロッパーが管理会社を系列に持っていない場合は「提携」している会社という事になります。ですので、デベロッパーA社だけでなく他のデベロッパーB社・C社とも提携している管理会社となります。
主に、デベロッパーに対して専属しているか提携(協力)しているかという事になります。管理会社の系列に関してはオーナー側が決めることではなくデベロッパーが決めるという事になります。
系列と提携の管理会社による違いはあるの?
デベロッパーが管理会社を系列に持っている場合と、そうではなく提携している場合での管理の仕方の違いがあるのか気になりますよね。投資用不動産オーナーからすれば、系列してる・していないに関してはほとんど関係が無いと思ってもらって大丈夫です。いずれの管理会社もすることは同じで、
・入居者の募集
・建物の管理
・空室保証のフォロー
・リフォームの手配
・入居者トラブルの解決
など幅広いサービスがあります。管理会社の役割については変わりはありません。ですが、やはり管理会社によって強い会社と弱い会社があるのは確かです。オーナー側にとって一番気になる部分は空室になった際の入居者募集ですよね?力のある強い管理会社だとすぐに次の入居者が埋まるのに対し、力が無い弱い管理会社だとなかなか埋まるのに苦労するという事もあります。
管理会社よりもデベロッパーが鍵を握っている!
投資用不動産オーナーをしている人が声をそろえて言うことがあります。管理会社が強い会社はデベロッパーも強い。簡単に言えば立地や価格はもちろん大切ですが「ネームブランド」は本当に大事だと思います。入居者からすれば有名な不動産会社であれば安心材料の1つにもなり住みたいと思いますよね。デベロッパーが強気だと管理会社も強気です。それだけ物件が売れるという事ですね。管理会社はあくまでもデベロッパーの縁の下の力持ちとなります。前に出るのはデベロッパーです。そのデベロッパーがどれだけの会社か?という事が大事だと思います。投資用不動産オーナーが重要なのは「収益性」です。入居者がいる場合は良いのですが、いない場合のことも考えてある程度大手のデベロッパーを選んだ方が良いと思います。
まとめ
ほとんどの投資用不動産オーナーの方は管理会社に物件の管理を依頼します。建物の見た目、立地、価格などはもちろん重要です。ですが特に空室出てしまった場合のことを考えると管理会社の役割が大切になってきます。大手のデベロッパーは管理会社を系列に持っている場合がほとんどです。ですので強気な管理会社が多いです。ですので、後は物件選びさえうまくいけば安心だと思います。ですが、提携した管理会社であれば管理内容は系列している管理会社と同じでも弱い部分は系列よりもあるのかなと思います。どちらにしろデベロッパーがどれだけビッグネームかという事が重要です。